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僕が思う、僕の想い(幸輝)
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「へぇー。じゃあ、もう山崎のとこ?」
「そう。」
えぇー。現在、遊と学食のカレー食べながら
はるとのことを相談中。
正直、はるのことは嫌いじゃない。
けど 恋的なアレかと聞かれれば それも微妙なのだ。
けど、ひとつだけ。
あっくんは 僕にとっても『アイドル』になった。
テレビに映る、カッコイイ人。
歌って踊って キラキラしてる人。
今までみたいに、身近には感じなくなった。
これこそ、あっくんから心が離れている証拠じゃないか。
…あんなに 嫌いにならないって言ってたのに
所詮そんなものか。
自分を馬鹿にする反面、
やっぱりはるに惹かれている自分もいる訳で…
なかなか難しい。
「やっぱり、抱え込んでることは言ってみれば?」
遊はカレーの最後の一口を口に運んで、
デザートのヨーグルトの蓋に手をかける。
「でもさぁ、なかなかタイミングとか…
わかんないじゃんか、そういうの!」
僕も同じく、デザートのプリンに手をかける。
「あ、佐々木。よぉ。」
「はる?!!!」
背後から急にやってきたはる。心臓に悪い…
「ゆきちゃん、探したよ。
今日、研究室の飲み会があるんだ。
そんなに遅くならないように気をつけるけど…
先に寝ておいてね。」
彼はそれを伝えたかったらしく、
それだけ言うと「がんばってね」と僕の肩を叩いて
何処かへ行ってしまった。
…ここは禁止区域じゃないけど
禁止区域まで探してくれたのかな?
あれだけなら、電話でもいいのに。
「コウ!!聞いてる!?」
「えぁ?!ごめん!!」
「かっこいいけど、見とれ過ぎは良くないぞ。」
「見とれてないから!
…たぶん。」
…きっと僕は、はるのことが好き。
けど 自信がない。本当に好きなのか。
運命がそうさせてるだけなんじゃないか。
人として、はるを好きでいるのかどうか…
それに自信を持てない。
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【その日の朝の遥翔さん】
モブ「おーい!はるとぉー!
今日、忘れてねーだろうな!」
遥(やっば…なんだっけ…)
モブ「飲み行こうって行ってたろ?」
遥「そうだった、そうだった
あははは…」
(どうしよう。ゆきちゃんに連絡しなきゃ…)
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