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放課後、生徒会室に行けばヒサ先輩とサン先輩がニヤニヤした様子で待っていた。
なんなんだ、めんどくさい。
「こらこら、めんどくさいって顔に出てるからね。一応先輩だから、俺たち」
サン先輩に言われ、別に尊敬していない訳ではないので素直に頷く。
「それよりさ、シン。今日の朝、掲示板の前でみんなにシュウの恋人宣言したんだって?」
「いや、そこまではしていません」
確かに、疑われるような言い回しはしたが、恋人ですとは宣言していない。
むしろ、恋人になりたいですと宣言したいくらいだ。
「もうお前らマジで付き合っちゃえば?そうすればシュウに纏わりつく虫もいなくなるしシンも嬉しくて一石二鳥だろー」
ヒサ先輩はそう言うけれど。
「それじゃあ僕にメリットがあり過ぎてシュウさんに申し訳ないです」
好きでもない相手と恋人の噂をたてられて、ただでさえ迷惑しているかもしれない。
俺がそう言えば、2人はマジで?という顔をしていた。
解せない。
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