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「いやいやいや....え?シン、マジで?マジか」
「何なんですか、その反応」
ヒサ先輩がワザとらしく溜息をついた。
すると、同じく驚いた顔をしていたサン先輩がにっこりと笑った。
この人がいい笑顔するときはロクでもない。
「じゃあさ、付き合ってるフリだけすれば?」
ほらきた。
思わず、先程注意されたばかりだというのに顔に出てしまった。
「そんな嫌そうな顔しない!シンはフリでも付き合えばシュウと一緒に居られる時間増えるんだよ?それに一緒にいれば本当に好きになってくれるかも!」
その言葉に、少しだけ心が揺らぐ。
全校生徒公認の中で、フリとはいえイチャつく事が出来てあわよくば手篭めにできるということ。
しかし。
「シュウさんが、了承してくれるはずは...」
「メッセ送ったら別に構わないって来たぜー?」
「はぁ?!」
何なんだ、ヒサ先輩。こんなときだけ仕事早い。
というか、というか。シュウさんがOKを出してくれた?
それって。それってつまり。
「おめでとう」
ポンっと俺の肩を叩いてサン先輩が言った。
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