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この頃、シュウさんに避けられてる気がする。
この前の一件で怖がらせてしまったのだろうか。
サン先輩に相談しても、分からないようで苦笑いするだけだった。もちろんヒサ先輩は当てにしていない。
ハルヒ?論外だ。
今日も今日とて、避けられてるのは変わらず。
「シュウさん」
「ふ、ふぁい?!あ、えと、俺、職員室に行くね?!」
話しかけても、全力で逃げられた。
職員室に行く用事なんてない筈で、手ぶらで出て行くシュウさん。
そろそろ俺の心が限界です、シュウさん。
「いや〜、避けられてるねシンくん」
「どうしたらいいですか、サン先輩」
「待って、話しかけてるのヒサ先輩だよ?」
耐えられず、やはりサン先輩に助けを求めてしまう。
隣でヒサ先輩が何かを言っているが、この際無視だ。
「うーん.....。やっぱり直接シュウに聞くのがいいよ。この前の一件も気にしてなかったのは僕が確認済みだし。
今は一応恋人なんだから、多少強引でも多分大丈夫だよ。いってらっしゃい」
「シンちゃんがんば〜」
ハルヒのやる気のない声援を最後に、生徒会室から放り出された。
この頃分かってきた事だが、サン先輩は一周回ってめんどくさがりの大雑把な人だ。
ふぅ、と息を吐いてシュウさんを探す事にした。
「さて、どこ行ったかな....」
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