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逃亡
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そうして僕達は、あの冷たくて暗い牢屋から逃げ出した。
目指すは魔族の国。
魔族の国に一歩でも入れば人間は追っては来れないらしい。
ミケは色んな抜け道を知っていた。
大通りは通れないから少し遠回りをしつつ、僕達はにげまわる。
外の世界をこんなに歩いたのは初めてで凄く楽しかった。
それに、ライトは僕が迷子にならないようにってずっと手を繋いでくれていて、ドキドキして、胸がぎゅーってなった。
そして牢屋から抜け出して2日後、ようやく僕らは人間の国と魔族の国の境界線にたどり着いたのだった。
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