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過去編
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それから地獄のような日々は続いた。
父親は、龍成のいないときを計り、散々暴力をふるった後、己の欲望をぶちまけた。
そんな日々が1ヶ月近く続き、綾人は身体的にも精神的にも、押しつぶされていった。
そんなある日、いつものように父親からの暴力に耐えていたところ、チャイム音がなった。
父『チッ。、、、こんな時に誰だっ?!』
そい言いながら玄関へ向かう父親を、綾人は放心気味に見ていた。
綾『(この扉から出ていけば、自由になれるのかな、、、でも、捕まったら?、、、、)』
そんなことを考えているうちに、父親は戻ってきた。すると、
『チッ、今から仕事に行ってくる。いいか?一歩も外に出るなよ?出たら、、、、分かってるよな?』
綾『ヒッ!、、、、は、はぃ、、。ぃ、いってらっしゃぃ、、、!、』
そう言って出て言った父親の後ろすがたをぼんやりと綾人はずっと見ていた。
(いつから、こんなことになったんだっけ。なんでだっけ。、、、、、そっか、僕が全部悪いんだ、、疫病神なんだ)
ピーンポーン 『すみませ〜ん!』
1人の男の声が聞こえ、綾人は鍵を閉めてないことに気がついた。
綾『ひっ!だ、、誰か、来た?ど、どしょぅ、、、、ハッヒュッヒュヒュッヒュッ、、、、、カハッ、、、、ヒューヒュッ、、、、、く、苦しぁ、だ、誰かぁ、、』
バタンッ
?『!!君!大丈夫か!もう大丈夫だから、今救急車を!』
綾人は遠くなる意識の中、一筋の涙を流した。
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