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------ガンッ
突然頭頂部に衝撃を受けた。中々に痛いが急な事で頭が追いつかない。
教室の扉を開けた瞬間、何かが頭の上から降ってきたのだ。割と固めななにかが。
「ぎゃははははははwwwだっせぇのww」
そんな僕を見て笑い始める不良たち。
奴らを横目に足元を見ると、つま先に『白石』と書かれている上履きが一足。
…………完全に油断していた。毎回何処かに隠されたていたから、まさか上から落ちてくるなんて考えてもいなかった。
(これからは上を見て歩こう……………)
笑いながら野次を飛ばしてくる奴らを無視し、上履きを履く。今日は汚されていない様で良かった。
「白石、はやく席につきなさい。遅刻だぞ。」
僕がとろとろしているのを見かねてか、教壇にだらしなく立っている先生に注意された。自分のことは棚に上げてよく言うわ…………なんて言える日が来たらすごく気分がいいんだと思う。
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