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僕がいなくても大丈夫 30話
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まえがき\( ˆPˆ )/
なんとキリがいい小説納めでしょうか←
ではでは...
――――――――――――――――――――――――
M side
部屋の移動が終わり 太陽の光も当たって
とてもぬくぬくしてます...暖かい...
ま:クリスマスは病院。
年越しも誰にも会わず病院。
どこにも拭えない寂しさ。
ま:せめて年越し前にluzくんに会いたかったなぁ...
なんて願いは届かず
1週間なんて余裕だと思ってたけど
長すぎる...
自由に動けるようになったから
携帯電話が使えるところで
連絡を入れてみたけど
忙しいのかまるで連絡がつかない
ま:会いたい...なぁ...
――――――――――――――――――――――――
L side
今日は大晦日...
仕事は忙しいけど まふに会いたいんです!
だから会いに行きます!!!!
本当はダメなんやけど 病院側に許可を取って
面会時間外に会いに行きます。
だってクリスマスも会えてないんよ!?
会いたいです。まふさんに会いたいです。
だから プレゼントを持って会いに行きます。
プレゼントっていっても何をあげたらいいのか
分からないのでその場にいるスタッフに聞いてみようと
思います!!!!
る:う〜ん?
スタッフ『どうかしました?』
る:いや 長年の付き合いの子にプレゼントをあげようと
思うんやけどなにがええかなぁ...って
スタッフ『あぁ分かります。迷いますよねぇ...』
る:なんかええのあります?
スタッフ『私は...なんかちょっとしたモノが嬉しいです』
る:ちょっとしたものかぁ...
スタッフ『例えば指輪とか。
ずっと一緒にいれる感じがして
貰ったら嬉しいですね!笑』
る:指輪...
スタッフ『あとは〜...やっぱ私の感覚だと
ちょっとしたアクセサリーになっちゃいますね
持ち歩けるくらいの!』
る:なるほどねぇ...ありがとうございました!!!
スタッフ『いえいえ!あっ!撮影お疲れ様でした!
良いお年を!』
る:ありがとうございました!!!良いお年を!!
(う〜ん。指輪ねぇ...)なんて思いながら来たのは
俺がいつも買っているアクセサリー店。
前に俺が持ってるアクセサリーを見て
まふが『これいいね!』なんて言ってくれて
それ以来ずっと身につけてる。
どうせならお揃いのが欲しいなぁ...
店員『いらっしゃいませ...あっ!お久しぶりです!』
る:お久しぶりです!!
店員『なにかまた買われるんですか??』
る:そうですね笑
店員『今回はどんなのをお探しで?』
る:今つけてる...これと同じのを欲しいんですけど...
店員『その型で大丈夫ですか?まだありますよ!』
る:本当ですか!?やったぁぁ...
店員『この型本当に人気でギリギリセーフですよ笑
ではサイズなどをお聞きしたいので
一度カウンターまで起こしいただいて大丈夫ですか?』
る:はい!!
それから諸々話し合って
オリジナルのものを作って
値段は多少高くなったけど納得いくものになった。
る:よし。まふのいる病院に行くぞ!!
君がいる場所まであと少し────。
――――――――――――――――――――――――
M side
大晦日なもんだからテレビをつけてみたものの
1人だから笑うにも笑えない...。
ま:んむぅ...1人は寂しいよ...バカ...
なんて呟いてみても
ただただ自分で恥ずかしくなるだけだった
ま:もういいや!寝よ寝よ。
今年もお世話になりました。僕。来年もよろしく。
そう呟いてテレビを消し寝る準備をしようとした時
ノックが聞こえてきた。
ナース『今お時間平気でしょうか...?』
ま:はい!
ナース『失礼します』
ま:どうかされました??
ナース『毎年大晦日になると
ここの病院恒例のプレゼントお渡しが
ありまして...各部屋に出向いてるんです!』
ま:珍しいですね!笑
正直要らないとも思ったが貰わないわけにもいかないので
貰うことにした。
ナース『それで少し目を瞑っていただきたいんですが...』
ま:目をつむればいいんですか??
ナース『はい!』
ま:わかりました?
なんで目を瞑るのかよく分からないけど
病院側の指示だから従わなきゃ
それにしてもどんなプレゼントかワクワクするなぁ...
ナース『私がドアを閉めて外から(目を開けてください)と
言ったら目を開けてください。』
ま:わかりました!!
ナース『それでは...』
ま:...♪*゚
ナースが出ていったのが分かり
ドキドキとワクワクを隠しながら指示を待つ。
ナース『目を開けてください』
ま: ...ん?なにもないじゃん??
てっきり目の前に大きい箱でも置いてあるのかと思ってたけどそこには何もなくて
少し辺りを見渡してもなにもない。
後ろにあるのかと振り向こうとした時
?:まーふ。
ま: ...え?
後から聞こえてきたのは...。
――――――――――――――――――――――――
L side
る:ここのアクセサリー店から病院まで30分くらいか...?
タクシーを使うのももったいない距離で
走った方が早いんじゃないかと思い
タクシーを使わず走った。
る:た...はぁ...つ...ついたぁぁぁ...
いくら筋トレしてるといえど走りはキツい...
ましてやこんな靴でよくここまで走れた。
る:さぁ...まふに会いに行こうか。俺。
病院の入口に入るやいなやナースが迎えに来てくれた。
他愛のない話をしながら まふの部屋に近づく。
る:緊張してきたぁぁ...
ナース『大丈夫ですって!』
る:そう言っていただけるとありがたいです笑
ナース『では少しこの場でお待ちください』
ナースはまふの部屋に入っていき
色々説明をしてくれるみたいで
ここのナースは本当に優しい人が多いんだなぁと
改めて思った。
気持ちを落ち着かせ静かにその時を待った。
しばらくするとナースが出てきて
指示を出してくれて俺は病室に入った。
久々に見るまふ。月明かりに照らされ天使みたい。
早く抱きつきたい。声を聞きたい。
そんな心の高まりを ぎゅっと抑えナースの指示を待つ。
ナース『目を開けてください』
そう言うとまふがキョロキョロしだした。
少し笑いそうになったけど
気づくまでもう少し待ってみる。
ま: ...ん?なにもないじゃん??
そう言いまふが後ろを向こうとした時
る:まーふ。
――――――――――――――――――――――――
M side
る:まーふ。
後から聞こえてきたのは
聞きたくてたまらなかった彼の声。
ま: ...え?
泣きそうになるのを抑えて目をこする。
夢じゃない。目の前に確かにいる。
る:会いに来たで。
そういい優しく抱きしめる君。
久々に聞いた声。
耐えきれなかった。
ま:あいた...かっ...たぁ...
る:泣いちゃダメやん笑
ほらちゃんと顔見せて?
ま:う...ん!!
目の前には会いたかった人。
涙は抑えたくても抑えられなかった。
唇に触れる優しい感触。
これだけでとても安心できた。
る:早速やけど クリスマス一緒にいられへんかったやん?
ま:うん...
る:だからねプレゼント買ってきたん。
ま:ありが...と...ぅ...
る:待って!?まだ何も渡してないのに
なんで泣いてるの!?
ま:あえた...こと...がぁ...うれ...しっ...の!
る:相変わらず可愛いこと言ってくれるじゃん?笑
ま:可愛くない!!
る:はいはい笑 ちょっと指だして?
ま:???
指にはめられたのはキラキラ光る指輪。
どこまでカッコいいんだこの人は。
る:遅いけど...メリークリスマス。まふ。好きだよ。
ま:ば...ばかぁぁぁぁぁ
る:うわわわ!?ちょっまふ!?
いきなり抱きつかないで...
ま:もうluzくんに好きな人が他に
出来ても離れてあげない!絶対離れてあげない!
もう絶対ダメ離れてあげない...!!!
る:俺に必要なのはまふだけやで。
ま:メリークリスマス。るったん。
る:メリークリスマス。まふ。
あと少し早いけどあけましておめでとう。
優しい口付けとともに今日の夜は長くなった。
ずっとこんな幸せが続きますように...。
ま:大好きだよ...るったん...
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あとがき\( ˆPˆ )/
小説納めじゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(2回目)
今年もたくさんの方々にお世話になりました。
こんなやつの小説なんか見てくださり
ありがたいです本当に...。
ここの小説をきっかけにTwitterでも
たくさんの方にフォローしていただきました。
6月から小説を始めこんだけの方に見ていただいたのが
私の幸せです。
お気に入り・しおりともに100越え有難うございます!
今後ともなにとぞよろしくお願いします。
今年は沢山の方にお世話になりました!
来年も『僕がいなくても大丈夫』をよろしくお願いします!
それでは良いお年を!!!
てぃあら。
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