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紫陽花
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「響様のお好きな紫陽花が綺麗に咲いたので
お部屋に飾りましょうね。」
「…ほんと、綺麗だね。ありがとう。」
広すぎる庭に毎年咲き乱れる紫陽花。
僕の大好きな花である。
僕の想い人であり、僕の世話係をする彼が
週に何度かこの殺風景な部屋にお花を飾ってくれる。
鮮やかな紫色の紫陽花を見て
思わず顔が緩む。
彼と過ごせる時間は僕に様々な色をくれる。
ちらりと彼を覗き見て、胸が高鳴る。
彼はいつだって僕に優しく微笑んでくれるから。
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