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暗闇の中で①
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悠斗は諦め始めていた。
九条先生の家に来てから何日が経ったんだろう。
目が覚めては抱かれ、ぐちゃぐちゃになって意識が遠ざかる。
そんなことを繰り返していたら、今が朝か夜か、何日経ったのかなんてわからなくなる。
でももう、このまま----
このままここにいれば、何も考えなくて済む
ハルを遠くから見て胸が苦しくなることもない
九条に愛されて、居場所を与えてもらっていればそれでいい
「せんせぇ…っ…せんせ…」
悠斗は九条を求める。
ハルへの気持ちを心から追い出すように。
どれだけ拭っても気付かない振りをしても収まらないその気持ちを塗りつぶすように。
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