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ハルの決意①
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合同合宿最終日の夜を迎えた。
あのとき、桜先輩に提案されたことはハルを困惑させてその後は談話室に行くことを躊躇った。
それでも何日か考えて、このまま合宿から帰っても何も変えられないと思ったハルはその夜談話室を訪れた。
「来たんだ?ハルくん」
「…先輩、あの…」
「あのときの返事はオーケーってことかな?」
「…はい。お願いします」
「そっか。寮長室に移動しようか」
談話室から奥に入ったところに寮長室があった。
本来は顧問の先生が使う部屋であるが、桜先輩が寮の監督係を任されていた。
寮長室に入ると桜先輩は内鍵を閉めてハルをベッドに座らせた。
「怖がらなくていいよ。リラックスして」
「はい…」
「嫌だったら言ってくれていいからね」
桜先輩はハルの髪をそっとかきあげてその頬にキスをした。
「〜〜〜っ///」
頬から唇をいったん離してハルの顔を確認したあと、ハルの唇に口づけした。
「…ん、…っ」
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