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求愛と報い 3
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「...ふう」
一息入れてそっとその身体に触れる。
起きませんように、と祈りながらゆっくりと彼の身体をひっくり返した。
華奢な身体は軽く、人形のように意のままに操られ
恭介はきちんとベッドに仰向けで寝かせてやり、ついでに両手を胸の上に置いた。
長い前髪を掻き分けると、瞼はしっかりと閉じられていて起きる気配はない。
恭介はようやくこの少年を自由にできる空間を作り出せたのだということに感動を覚え、
目から溢れる涙を拭ったのだった。
そっと唇に触れ、人差し指で撫でると
その柔らかな感触と荒れた唇に身体が昂り呼吸が早くなる。
「..はぁっ....」
乱れた呼吸を繰り返しながらも彼の唇の隙間に指を這わせた。
ゆっくりと口を押しあけると、彼の呼吸が溢れてきて
白い歯を撫でるようになぞった。
「....ん...」
少年は身じろぎをし、長い睫毛を揺らしたが起きる気配はない。
白雪姫かあるいは眠れる森の美女のように美しい姿に
恭介の興奮は最高潮に達してしまった。
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