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放課後時代 2
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「ひなっちゃんはさぁ
見た目通り大人しいけど趣味とかないの?」
茶々は1秒も黙ることなく今度はこちらに話しかけてくる。
自分のことを聞かれ思わず顔を上げると
茶々は向かいの席でたくさんある写真を見比べているようだった。
「え...趣味....?」
「そー。あ、ちなみにウチは写真と張り込みと情報取集!だから今趣味真っ最中」
茶々はそう言ってはこちらをちらりと見てにやりと笑った。
底抜けに明るい性格のような茶々に硝子は眩しささえ感じまた手元を見下ろす。
「これといって特にはないかな....」
「なるほど。これといってとくになし」
茶々はそう言いながら片手で手元のメモ帳に書き留めている。
彼がいう趣味とはこのことなのだろうか。
「じゃあさじゃあさ無人島に一つだけ持って行くとしたら何持ってく?」
「..え..無人島?」
意味のわからない質問に
硝子は思考がショートしそうになる。
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