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(なんも見えないな…)
綾人は先輩から目隠しをしてから部屋に入れと言われため、指示通り目隠しをしていた。
ガチャっと扉の開く音がする。
「こんばんは。お客さん、名前は何ていうの?…っん!」
ベッドに思いっきり押し倒され、その勢いのままキスをされた。
「んっ!や、んんっ!は…ちょっと、キスは禁止なんですけど…」
「…俺でもダメなのか?」
「え…?ゆ、う…?」
綾人は声を聞いた瞬間すぐに優だとわかった。
「ちょ、やめて!やだ、優!おい!」
手を後ろで結ばれてしまい、綾人に自由はなかった。
「なんで。こういうの好きなんじゃないの?せっかく会えたと思ったらいなくなってるし、どこにいるのかと思ったらこんな風俗のお店にいるし…何がしたいの?ねぇ、教えてよ!」
「俺だってわかんねぇよ!」
綾人は後ろに下がった。
「α?β?Ω?なんでそんな性別がこの世にあるんだよ!なんで俺はΩなんだ!αよりも多少頭が良くたってなんで認められないんだ!」
その時優は初めて子供のように顔を歪めて泣いている綾人を見た。
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