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「なーくんって、モデルのお仕事はじめてなの!?全然初めてじゃなさそう。もう、慣れてる感溢れてるもん」
「いや、全然カチコチで...迷惑かけてすいません...」
みんな同じ言葉を並べて、同じことを言う。そんなのを聞くくらいなら基礎を教えろって思う。
まあ、そんな事言ったらぶっ殺されるんだろうけど、あははー。翔くんがいたら...もう翔くんしか浮かばん...
今まで、告ってくれた子って振られたらこんな辛い思いをしないといけないのか...振る時の言葉は考えた方がいいよって俊に言っとこ。
「なーくん、次かなさんとのツーショットだから、準備お願いしますねー」
「はーい!なーくんは、私が言った通りに動いてくれてたらいいからね?無理しないでいいんだよ?」
こういうとこ鋭いよね…他のところは全然なのに。奏さんの性格が段々とわからなくなってる気がするのは僕だけなのかな...
奏さんに言われるまま動きながら、数十分。何故か、キスをすると言う支持が出た。絶対、嫌だと体が拒否してる。大量の汗が、額から出てくる。
僕がキスする人は翔くんじゃないと嫌だ!はじめても、二回目も全部翔くんじゃなきゃ嫌なのに。
でも、翔くんには沢山の女の子もいて、経験人数も豊富...だと思う。僕なんかが釣り合うわけないって分かっていたとしても、諦めきれない。
無理やり、犯されてもいい。どんな事をされてもいいから、僕の初めては、翔くんじゃなきゃ嫌だ。どんなに嫌われてても、翔くんじゃなきゃ...
「なーくん!?急に泣き出してどうしちゃったの?気分悪くなっちゃった?おトイレ行く?」
「あっ、すいません。なんだか気分悪くなっちゃって、すぐ戻るんで抜けてもいいですか?」
「全然こっちは大丈夫だよ」
泣いたら、メイク落ちちゃうのに。何してんだろ...僕。翔くんの事を忘れられたなら。どれだけ嬉しいか。
「っ...てぇな。お前誰だよ。この俺にぶつかってくるとは、いい度胸だな…あ"ぁ?」
「すいません。前を見ていなかったもので」
「っ...お前、緑とかしてんの?お詫びになんか奢れよ」
「わかりました」
最悪だ。こんなところで、こんな人と会うなんて、僕ほんとにダメだなあ…
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