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翔くんside
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腕の中で眠っているなつきをベッドまで移動させて、寝かせる。白い肌に目立つ目元の隈を撫でる。どんな姿になってもなつきは可愛いと思うし、俺はずっと大好きだ。
でも、なつきが体調が悪いとか身体のどこかが痛いとかそんなのは絶対に嫌だ。だからなつきが苦しい思いをするなら、離れた方がいいって思った。けど、俺はやっぱり自分の為になつきを離しておくのは無理だった。
寝てる時でさえなつきが居ないと不安になるし、探しに行ってしまうし。
「俺から離れないで…愛してるよ…っ」
「翔くん……泣かないで」
さっきまで眠ってたはずのなつきが俺が流した涙を拭いながら笑っている。
「僕も翔くん…愛してる…から」
少し恥ずかしそうに笑うなつきに抱きつこうとしたら、全力で避けられた。結構俺心に傷つきやすい方だと思うんだよね。ガラスのハートがボロボロなんだけど。
「そういえば、翔くん。何で此処に来れたの?」
「愛の力だよ!…嘘だから、そんな目で見ないでよ。ここ一回だけモデルの仕事した時にあいつに連れられて来たんだよね。まさか此処があいつの家だとは思わなかったけど」
なつきの頭を撫でながら話し始める。嬉しそうに微笑むから、なんかトイレ行きたくなって来た。久しぶりに会ったし、なつきが可愛すぎるし。どんどんデカくなっちゃう…
「気分悪い…?顔赤いよ?」
「大丈夫だよ。ちょっとトイレ「あのさ、さっきから俺空気だったんだけどさ。誰のこの人。奏さんの彼氏だったりするの!?」ふざけてんの?俺があんな奴と付き合うなんて……考えただけで吐き気が…」
「あわわぁあ…ライチューこちらは僕の…隣の家に住んでるお兄ちゃんっていう感じの人で、奏さんの弟ね!それで、翔くん。こちらはライチュー奏さんの後輩モデル?っていう感じの人ね。性格悪いし最低だけでいい人だから」
「最初の説明で後ろのいい人が薄れてるわ!」
「俺のなつきに何したのかな?あの人になら何でもしていいけど、なつきに何かしら変なことしたら…」
「翔くん!?怖いよ!?」
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