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カミングアウト
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「渡辺くんの処女もらいました」
「「「「はっ!?」」」」
「ちょっ」
4人の声が被った。ついで渡辺くんの声。
「おいおいまじかよ?」
「いやだ、桜井君。僕は嘘つかないよー」
「渡辺ってネコなんだ」
「意外ってか、エロいことに縁なさそう」
「確かに」
「・・・・・・・」
渡辺くん顔真っ赤。
そりゃ童貞より先に処女捨てちゃったのはショックだよね、うん。
俺がネコもいけたら先に童貞捨てさせてあげたんだけど、俺バリタチだからしょうがない。
渡辺には申し訳ないけど。
「渡辺、まじ?」
「まじだよ、まじ。僕嘘つかなぐふぉっ」
「うっさい、節操なし」
うわ、津田マジ切れ。脇腹蹴られた。
そんなに怒ることか。ネコ増えて嬉しいじゃん。
今まで誰かハブくらってたじゃん。
「・・・・・・・本当」
「「「よく生きてたな」」」
「え?」
「処女が山田なんて一生誇れる」
「俺、今ですらやだもん。山田とヤるの」
「可愛いこと言うのね、杉本くん。誘ってるの?」
「頭いってんの?デカチン」
デカチンなんて褒め言葉だよね。杉本くんツンデレ。
ツンデレっていいよねー。杉本は締まりいいし、ヤってる時の顔が好き。
「山田、渡辺どうだった?」
「なかなかいい感じだったよ」
「お前、ガチムチ好きだっけ?」
「別に。つか、渡辺は細マッチョだよ」
いやー、いい体格してるよね、渡辺。
程よく筋肉ついてるし、軽く腹筋割れてるし。
ただおっぱいとおしりがとてつもなく堅いのが残念だ。
おっぱい揉んだときはびっくりしたもん。
でも、乳首の感度は良かったな。
「渡辺もアンアン言うの?」
「言ってない!」
「最初は痛いしか言ってないけど、最後のほうはアンアンしてた」
「山田!言わないって言ったじゃん!」
「えー、言ったっけ?渡辺くんがアンアン言って感じまくってたのしか覚えてない」
「渡辺、こいつに言うだけ無駄だ」
「つーか俺、坊主に勃つ気がしない」
「じゃあ、桜井は渡辺に手出すなよ」
「あれ、村田ってタチだっけ?」
「渡辺なら鳴かせたい」
「え、村田?」
「その気持ち少しわかる」
「え、杉本?」
「「だって渡辺って美形じゃん」」
「確かに」
「納得するなよ桜井!俺いたって普通」
「渡辺、今度ヤろ?」
「山田より優しくする」
「俺優しかったよ。ちょー紳士。じぇんとるまん。ね、渡辺?」
「アレが優しいのかがわかんない」
「山田を基準にセックス考えたら、お前Mだぞ」
「やっぱり杉本くん誘ってるの?」
「ふざけんな、おっぱい揉むな」
ほら、みんな楽しそう。
杉本のおっぱいは柔らかいし、渡辺は鳴かせたい顔してるし。
そうだ、今度みんなでマワそう。絶対楽しい。
それなのに、みんな楽しそうなのに、津田だけは何も話さない。
なんでおセンチなの?
普段なら1番楽しみにしてそうなのに。
あのヤリチンがインポにでもなったかのようだ。
「俺、帰るわ」
「えっ、おい津田!ごめん、俺も帰る」
「おー、またなー」
「渡辺お大事に」
津田がどうしたのか、明日渡辺に聞こう。
幼馴染みになら、もしインポになっても言えるよね。
本当にインポだったら盛大に笑ってやろう。
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