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はだかの王子様20
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どれくらいそうしていたのか、
僕は自分がなにも着ていないことに今更急に恥ずかしくなった。
「っ…エドワードさん」
「はい?」
「洋服、濡れちゃいますよっ」
慌ててそう言って振り返ると、エドワードさんは困ったように笑った。
「ライル様、今更でございますよ。ですが、あなた様は本当にお優しい方でございます。」
「え、」
「私はこのようなお方にお仕えすることができ、幸せ者でございます。幸せ者すぎて、」
「?」
「欲が出てしまいます」
エドワードさんは少し俯くと、ポツリと呟いた。
「…欲?」
「えぇ。あなた様を…私の
私だけの王子様にしたいと」
「っ…!」
エドワードさんの優しい声が、孤独だった僕の全てを包み込む。
温かなお湯と、優しく身体を滑る大きな手が、僕の心を溶かしていった。
涙が流れた頬も、背中の傷も全て優しく撫でられ、綺麗になったように感じた。
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