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7、※陽太視点
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―――ガラッ
「こんな時間に何の用―――ってか、お前となんかと話したくないって言わなかったっけ?あのさ、僕の話し聞いてなかったの―――優――月――っ!!?」
―――ああ、また素直になれない。
―――本当は嬉しいくせに。
「ざ~んねん、俺様は優月って名前じゃないんだよ―――俺様には星夜(せいや)っていう名前があるんだよね―――覚えておいてくれるかな、淫乱なΩの陽太ちゃん♪」
「……な、何で………高橋がこんな所にいるの!?優月なら、ともかく…………」
「ははっ―――お前ら、幼馴染みのくせにお互いの事、何も知らないのな。まあ、それはそれで俺様としては好都合なんだけどさ~。」
目の前にいる、いけ好かない高橋がヘラヘラと笑いながら僕へと言い放つ。この男は、相変わらず人の神経を逆撫でする言い方をしてくる。そうは言っても、僕は余り高橋と話した事は無い筈なのだが、何故か僕に突っ掛かってくるような様子だ。
「―――まあ、いいや。何で俺様が此処にいるのかっていうと……今夜は兎ちゃんの家に泊まらせて貰うんだよね~。それで、今は兎ちゃんが風呂に入ってていないから、こうして淫乱なΩの陽太ちゃんの所にいるって訳よ。」
「…………だから、何?結局、アンタは何が言いたい訳?わざわざ、ここに来たって事は僕に何かを言いたいんでしょ?」
僕の目の前にいて、ふざけた笑みを浮かべている高橋をジロリと睨みつけながら、できる限りの冷たい声で言い放つ。
「――――兎ちゃんが、てめえに優しいからって調子に乗るなよ。淫乱なΩのくせに。ΩはΩらしくβの肉便器にでもなってろ。勿論、可愛い兎ちゃんは俺様が貰うぜ?」
「俺様と兎ちゃんの間に入ってくんな―――そもそも、Ωのてめえと、αの兎ちゃんと俺とは元々、天と地の差があるんだよ。分かったら、俺様と兎ちゃんの様子を指をくわえて見てろ―――淫乱な陽太ちゃん♪」
ふと、今までヘラヘラしていて、おちゃらけた態度をとっていた高橋が、ふっと
真面目な顔を僕へ向けるとズイッと近付いてきて、僕の耳元で低く囁くのだった。
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