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9、※陽太視点
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「―――と、いう訳で……てめえは、これからも俺様と兎ちゃんの引き立て役を頑張れよ!おっと、そろそろ兎ちゃんが戻ってくる頃だな―――じゃあ、いい夜を―――淫乱なΩちゃん♪俺様も兎ちゃんといい夜を過ごすぜ―――たっぷりとな。」
「こ、この……優月に何をするつもりだよっ……変態が!!」
「―――さあね。というか、てめえには、関係ないだろ―ーー俺様が兎ちゃんに何をしようと。例えば、キスしたり―――それ以上の事をしたとしてもな。」
―――ガラッ
そんな、やり取りを僕と高橋がしていると、ふいにベランダの扉が開いて、そこに風呂上がりだからか、少し色っぽい様子の優月が目を丸くしながら突っ立っていた。
「あれ…………何で、高橋が陽太の部屋にいるんだよ!?俺の部屋で待ってろって言ったのに――――」
そう言いながら、僕の許可もなく勝手に部屋へと入ってくる優月。
風呂から上がったばかりだからか、優月の体から、シャンプーかボディーソープの良い香りが漂ってくる。
「ん~………兎ちゃん、いい匂い。」
「………わっ、いきなり、何するんだよ……高橋?苦しいから、離せってっ……!!」
急に高橋が良い匂いのする優月の体をギュッと抱き締め、優月にはバレないように勝ち誇ったかのようにニヤッと笑いながら僕を一瞥してきたため、凄くイライラしてしまう。
―――そして、僕はある事に気付く。
優月の首筋に、昼間はなかった筈の赤い痕がついている事に。
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