アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
紫色によるプロローグ 改
-
珍しいと思った。
皆が騒いでいる昼休みに
エロい話しかしない、ていうか興味がない
友人から出てきた転校生の話が。
友人が見せてきた一枚の写真。
白いさらっとした珍しい髪色の髪の毛。
丸く大きな青い澄んだ瞳。
桃色に薄く染まった頬に、可愛いらしく膨らんだ唇。
制服ごしでも分かる華奢な体つき。
友人が見せてきた少年の写真は女よりも可愛く可憐なものだった。
ハッキリいって、襲われそうだと思ってしまった。
そんな奴が今日、転校生としてうちの学校に来たらしい。
一つ下の一年にだ。
そういえば、このクラスの男達が可愛い転校生がいるって騒いでいたなぁ。
友人は可愛いだの好きになっただの興奮して喋っていたが俺は無視する。
それはその転校生の写真のせいだった。
違う、転校生の可愛いらしい表情だ。
(こいつ、空っぽだ。)
笑っているようで笑っていない何も思わず考えていない。
いや、多分隠しているであろう
転校生の表情に俺は釘付けになっていた。
どうしてか、コイツが気になって仕方がない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 36