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白色の学校初日。改
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白
誰もいない静かな廊下を一歩一歩、歩いていく。
ひんやりと上靴ごしに伝わる廊下の冷たさが
気持ちいい。
歩きながら教室を覗くと、どのクラスも必死に勉強をしていて明らかに僕が遅刻している事が分かった。
まぁ、朝起きて、いつも通りに朝の支度をし、時計を見たらその時にもうすっかり遅刻確定の時間だったんだけどね。
そこからは諦めてのんびり学校に向かい、
現在、三時間目である。
1年の2組を探しながら時々違うクラスに寄り道する。
それを繰り返し約30分、やっと僕のクラスにたどり着いた。
ふーっと緊張を吐き出すように口から空気を出す。まぁ、緊張とかして無いけど。
教室の扉に手をかけ、一瞬止まる。
そういえば、今は授業中だ。目立つな。
そんなことを今になって気づく俺はアホなのかも知れない。
一度、扉から手を離し手を右往左往させてみる。
僕的には目立たず、普通に登場したいのだが遅刻したせいでそれは叶わない。
解決策を探して頭を働かすが何も出てこず、諦めるしかないらしい。
手を扉にもう一度かけ心の準備をする。
手に力を込め、僕は思いっきり扉を開けた。
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