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紫さんの気になる人。2
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紫
「はぁ!?家に帰れないぃぃ!??」
『耳元で叫ぶのやめてくれよー。僕の愛しの鼓膜が破れてしまうわぁん!』
夜中の1時、俺が寝ている時に電話の着信音が鳴り響いた。
寝ぼけながらスマホの画面を見るとそこには白川という文字。簡単に言えば
白川が時間の迷惑を考えずに俺に助けを求めてきたということ。
頭をかきむしりながらどう言葉を返そうかと迷う。
迷っている間に白川が勝手に家に帰れなくなった理由を話始める。
『家に帰ったらさぁ、家賃払うの忘れてたのか貴重品だけ持たされて追い出されたんだよねー。いやぁ、参った参った!ちなみにぃ、一人暮らしでしたぁ!驚きましたかー?』
きゃあきゃあ笑いながらこれまでの経緯を話終える。
事の大事を理解しきれてないのか、それともただのバカなのか?
「お前、これからどーすんの?」
『女に体を差し上げて養ってもらう?』
いや、どっちかって言うとお前は男にヤられる方だろ。
出そうだった言葉を内容を考え飲み込み、どうするか対処を考える。
ある1つの提案があったがそれを言うのは止めた。
『あのさぁ、お願いがあるんですけどさぁ。』
少し声の大きさを抑え白川がお願いをし始めた。
「なんだ?カネなら貸さねぇぞ。」
『と、泊めて欲しい!』
俺の耳に羞恥に耐えるような声が届いた。
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