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隙間
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ドアの微かな隙間。
そこから見えたのはベッドで、すやすやと気持ちよく眠る真貴。
そしてベッドの下には、ニ本の注射器と全裸姿で横たわる女性。
女性は黒髪が似合う顔立ちで華奢な体形だった。
顔と身体には無数の殴られたようなどす黒い傷跡が生々しく残っていて、特に顔はひどく変形していた。
横腹には無数の精液のようなものがかけられていた。
さっきまで真貴以外の男性もいたようだ。
舞はあまりの惨状に声も出せない。
舞の膝ががくがくとひどく震え出してくる。
そのひどい震えは身体全体に伝わって歯もがたがたと音を立て出す。
全裸女性の身体はピクリとも動かないが、アーモンド型の瞳からは涙が溢れて出していた。
こんなのまるで地獄絵図だ。
舞の足が一歩、二歩とその場から遠ざける。
舞はすぐに真貴の仕業だ、と直感した。
(…なっ…、な、なんでこんな状況で、真貴はスヤスヤ寝ていられるのっっ!?……私、こんな人と……、)
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