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テーマパーク
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「おはよう!テーマパーク行ってきたんだね!楽しかった?」
「うん!すごく楽しかったよ!いーっぱいのりもののったよ!パレードも見てきたの!」
「そうなんだ!良かったね!」
子供の嬉しそうな顔を見て、優典の表情も自然と綻ぶ。
「パパは今日のごごからしごとだから、朝、すごくはやくおこされて、かえってきたの」
父親の顔を見ると疲労感が漂うものの、とても幸せなで穏やかな顔つきだ。
「でもパパとママと三人で行けて良かったね!」
「うん!」
子供が大きく頷いた瞬間、風船が子供の手から離れていく。
「あっ…!!」
子供の悲壮な声を上げる。
優典は風船を掴もうとしたが、後ろから出てきた手の方が優典よりも先に風船を掴んだ。
そこには、
「う、宇榮原さんっ…!?」
宇榮原の姿があった。
「はいどうぞ。もう手を離しちゃ駄目だよ?」
「うんっっ!ありがとう、お兄ちゃん!!」
優典と宇栄原に手を振って、親子三人は家路を急ぐ。
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