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バイト
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宇榮原はあの一件から姿を見せなくなっていた。
誰もが、宇榮原はあの会社で頑張っていると信じていた。
優典がバイト募集の張り紙をしたその日、店が閉店した時に久々に宇榮原はやってきた。
そして優典に意気揚々と言ったのだ。
『仕事やめてきました!だからバイトの面接をお願いしたいんです!』
と。
突然の宇榮原の登場に、優典とバイトに入っていた明日真と弓木は驚いた。
『俺は自分で店を持つよりも優典さんの元で働きたいんです!優典さんはおじぃさんの想いを引き継いだけど、優典さんの優しさがなければ常連さんといえども来ないですよ。俺はそんな優典さんに惚れたし、このカフェ・リノで働きたいんです!』
と愛の告白なのか、働きたい熱意なのか、と明日真と弓木は甚だ疑問に思ったが、当の優典は愛の告白だとは一切気付かずでいた。
まぁ失業中なら…、ということで宇榮原を雇うことをその場で決めた。
その場でバイトの合格を受けた宇榮原は大いに喜んで、優典についでばかりとこんなことを言い出した。
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