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新たな感情
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あー、からだ、だりぃ
つうか、ユキに襲われることに慣れてきてる
・・・自分が怖ぇ。
目が覚めると、隣にユキが寝ていて、少し驚いた。
そういえば、こいつの寝顔見るの、初めてだな。
寝ててもイケメンなんて、なんか腹立つ。こんなに変態なのに。
貴重なもんだから、顔をのぞき込んでじっくり見ていると、頬に涙の後が残っていることに気づいた。
「・・・ユキ、泣いたのか?」
ちっ、なんでヘラヘラしてるくせに、俺が知らねぇとこで泣いたりすんだよ。
辛そうにしてんじゃねえよ、くそっ、あーイライラする。
「何がそんなにつらいんだよ。俺がいるって言ってるだろうが」
心配させんじゃねえよ。
拉致ったのはお前だろ?
俺が泣く方だっての。
そっと頭をなでてやると、くすぐったそうに、顔をしかめる。
「んー、涼ちゃん・・・す、きぃ」
・・・っ、寝言か?・・・はぁ。
「知ってるよ、ばか」
そして俺は、初めて自分からユキの、涙の後が残る頬にキスをし、もう一度眠りについた。
誰か、この新しく芽生えた感情の名前を教えてください。
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