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episode.33
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「あの…」
帰りの車内で口を開いたのはエレンだった。
「なんだ」
「リヴァイさんは…俺のこと、嫌い…ですか?」
「…あ?なんでそうなる」
「だ、だって…最近やけに避けられてるし、年末以降、リヴァイさんに嫌われてるのかなって…俺、酔うと記憶なくすので、その時何かしちゃったかと…」
エレンはそう言って俯く。
「…はぁ…悪かった。別にお前が嫌で、とかじゃねえよ。それは俺の問題だ」
「…やっぱり…俺何かしました…?」
リヴァイは、俺にキスして誘って、擦り合いをした…などと言えるはずもなく、顔を背けて黙る。
「その…すみません…あの、何したか、知らないですけど、その…忘れてください…」
そう言われた時に、リヴァイの中で何かが切れた。
「…忘れろだと?ふざけるな」
「え…」
「覚えてないなら思い出させてやる」
リヴァイは車を路肩に停め、エレンに迫る。
「え、え?え?!」
そのままエレンの顎を捕まえ、唇を奪う。
「んんんんん!!!」
「…わかったか?お前が忘れろと言っているのは、こういうことだ、イェーガー」
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