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友達から
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夢を見た
小さな時の記憶
ずっと膝を抱えて震えてた
とにかく怖かった
お父さんとお母さんが
でも…
「泣いてるのか?」
誰の声がする…
裕也の声ではない
誰だ?
ゆっくり目を開けると
そこには拓磨くんがいた
「あ、えと…キミが運んでくれたの?」
いつも遠くから見てるから緊張していた
「オレ、拓磨春馬
春馬でいいぜ?」
とにかく優しいらしい
あ、僕も名乗らないと
「河内剣よろしく」
「剣か
あ、学年1位か2位をキープしてる
奴だよな?」
確かにそうだけど
そこまで凄くはないと思うけど
「今度勉強見てくれないか?
オレ、勉強苦手で…
いつも補習なんだよな」
意外だ
「いいよ
その代わり友達になってよ」
やばいなんか告白してるみたいだ
「え、それでいいのか?」
「なにか不満?」
信じられなくて
「うん不満じゃなくて
嬉しくて」
え、なんで
いくらでも友達いるんじゃないの?
「春馬友達多いよね?」
「確かにそうだけど
お前は『特別』だからな」
『特別』?なんの?
聞こうとしたら
キーンコーンカーンコーン
1時限終わりのチャイムが鳴った
「後で放課後勉強教えるから僕の教室集合ね」
と約束取り付けてベットから出ようとして
ふらっとした
「大丈夫か!?」
春馬が支えくれ
「うん、ありがとう
もう大丈夫…」
そういえば着替えする前に倒れたんだった
「無理するなよ」
「大丈夫だよ
ちゃんと立てるから…」
まぁ、無理はしてるけど
十分休んだしちゃんと立って
「失礼しました!」
「失礼しました」
春馬と同時に保健室を後にした
「また後でね」
僕が言うと春馬が嬉しそうにクラスの教室に
戻っていった
僕は見送り自分のクラスに戻った
さっきの事を裕也に話すと
「へーそんな事が…
あ、もしかしてそのたくやだっけ?」
「たくまはるまだよ」
「お前の事好きなんじゃねーの?」
好き…?
春馬が…?その『特別』って?
「いやいやないない」
「まず友達からって事でしょ
きっとまぁ、後は頑張ってねー」
友達から…か
わからないよ
まぁ僕は憧れの好きだから
でも…いつの間にかそういう
感情になってしまったのかもしれない
僕もきっと『特別』な好きなんだきっと…
これからどうしよう
目合わせられないよ…
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