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過去〜河内剣編〜2
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「いたっ…や…閉じ込めないで…
いい子にしてるから…お父さんお母さん
許して…お願い…します!」
とにかく必死だった…
暗い地下に閉じ込められた
怖い…暗い…狭い…
誰か…誰でもいいボクはただ
お父さんとお母さんに仲良くして
欲しかっただけなのに…
もう叶わないかな…
「結局叶わなかった
その後…いろいろあってね
あともう少しで僕、餓死するところだった
んだよ」
その時ろくに食事も取れなかった
「そうか…
オレ、こういう時にかける言葉なんて
見つからない…でもどんな過去だって
剣を好きなのは変わらないから…」
やっぱり春馬は『特別』だ
心から思った
でもまだ過去の事で春馬にも
幼馴染の裕也にも言えない事がある
それはまた
今度話そう…
今は、この幸せな時を
春馬と共に過ごしていきたい
「うん!ありがとう」
不思議と自然と笑えた
全て春馬のおかげ…
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