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帰り
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大和は一切お弁当には手をつけなかった。
嶺と陽丸で大和で食後のアイスクリームを買いに行ったが、大和はアイスクリームは買わないで、皆食べているの見ているだけだった。
嶺と陽丸が一口食べる?
と聞いても、大和はお礼を言って首を振るだけだった。
それでも大和は午後からあった大学教授の講義はしっかりと聞いて、講義の後に教授に聞きに行くほど興味深い講義だった。
今日の授業が終わり、校門を出ると煌貴が迎えにきてくれていた。
今日も陽丸を迎えに来ていた光とさよならをして、煌貴と嶺と大和の三人で晩御飯の買い物をして家に帰る。
嶺は一緒に晩御飯を食べて帰るというので、三人で晩御飯の用意をしている時に煌貴が、あ、と呟く。
「しょうがを買うの忘れちゃいました!俺、買ってきますね!」
大和と嶺にそう言うと、嶺が何を思い付いたように、ニヤッと笑って大きく首を振る。
「俺が買ってくるわ!煌貴くんは大和の傍にいてあげてくれ!」
嶺が煌貴に向かって小さく親指を立てる。
どうやら昨日のお返しらしい。
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