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「ここ、俺の家」
「ふーん」
紺野の家は電車一本で、すぐついた
駅前の住宅街の所にある二階建ての家だった
庭、花壇ある
「それ母さんが好きでやってるやつ」
「すげぇ・・・」
「え?」
「こんな綺麗になるもんなんだな、雑草ねぇもんな、すげぇなお前の母親」
俺が花壇を凝視してたら、紺野が説明しだす
小さい花壇だけど、ちゃんと手入れされてるってわかる
「・・・ははっ」
は?
いきなり笑い出した紺野
今の会話でギャグを言った覚えはない
「やっぱ卯月って面白いな」
「バカにしてんだろ!」
「してねぇよ、そんな見た目ですごい褒めるから」
ぽんっと紺野の手が俺の頭に乗る
「ありがとな」
「っ」
なんだこれ
意味わかんねぇ
昨日からだ
「・・・ん」
昨日から、コイツが笑うと心臓がうるせぇ
「しっかし意外だなー卯月こーゆーの好きなんだ」
「いや?俺植物育てたことあるけど、花咲いたり大きくなったりしたことねぇから、ここまで綺麗になんだなって」
「へぇ、植物って?」
「小学校ん時チューリップ、健吾は綺麗にいったのに、俺のだけ芽が出ても枯れた」
すっげぇ悔しくて、それ以来植物なんか育てたことはない
「健吾って・・・隣のクラスの陸上部?」
「ん、そう」
「仲良いよな、あと赤い小さい子」
「まぁ、好きなヤツ以外とは居ない」
「ふ~ん」
ニヤニヤし出す紺野
なんだ
コイツがニヤつくと、なんか怖い
「じゃ、俺のことも好き?」
「っは?」
「だって一緒に居るだろ?」
「あ、あぁ!?うるせぇ!早く中入れろ!」
「くっくく、ごめんごめん」
あぁ、うるせぇうるせぇ
鳴り止め鳴り止め
俺の心臓
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