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数時間の自由時間も終わって、まだ時間は夕方だが、外は真っ暗
「よぉーし、肝試しするから順番にくじ引け、班関係ないからな~」
いきなり肝試しが始まった
「は?何コレ」
「肝試しって前の先輩そんなのやったとか言ってなかったんだけど~」
「今回からなんじゃね?」
真緒は先輩にどんだけ林間学校の事聞いたんだ
健吾は軽いし、女とペアーになれる確率ある~ってむしろめっちゃウキウキだし
別にお化けは信じてないし、暗い場所も怖くない
ただ、二人ペアーってのが気に入らない
「・・・」
誰となんだろ
嫌だな知らねーヤツ
あと、女
無駄に怖がるヤツもやだ
「く、くく・・・っ」
「あ?何笑ってんだよ」
人の顔を見て笑いだす紺野
なんだコイツは
「いや、知らないヤツとなるのすげー嫌そうにしてるなって」
「は!?別に思ってないし!!」
「そう?」
「そう!紺野だって嫌だろ」
「まぁたしかに、この時間にゲームすると光で分かっちゃうから、肝試しなんかする時間あるなら自由時間欲しいとは思う」
「・・・」
このゲーオタは最近ゲームばっかだな
「なんかいいゲームでも買った?」
「そう、あたりだったわ」
「ほーそりゃよーござんした」
駄目だな
ゲームの事しか頭にねぇわ
「たく何番だったー??」
番号引きに行って戻ってきた真緒が体当たりしてくる
「いっ、てぇな・・・もっと静かに来い!」
「あはは、はは、はっはっくし!」
「うおッ!!きたな!!!」
「真緒ティッシュ」
「けんちゃんありがと~」
最近オカン度が増したな健吾
ま、なんだかんだ言って、どうしようもねぇ俺の面倒見てくれたのって健吾なんだよな
コイツは元々オカン気質か
「ボクCの2!」
「オレはAの3だ」
「俺はBの4だ」
「えええええ!!!!皆バラバラ!!」
そりゃ、この学年で二人ペアーだし
確率ヤバいだろ
「真緒クン俺と一緒だね」
「え」
そう言ったのは三宅だった
この2人ペアーか
「紺野はどーだった?」
「ん?Bの5」
「・・・ふーん」
なんだめっちゃ惜しいし
ちょっと残念
Aの1から順番に指定された森の中の道に入って、走ったり押したりとかは当然なしで、お化け役は実行委員?とかボランティアのヤツ等がやるらしい
おばけ役とか、しょうじきいらん
んで、1個の懐中電灯持ってくらしい
「やっほーいっ!けんくん俺と一緒だべ!ほれAの3!!」
「シゲルか・・・可愛い女の子がよかった・・・」
「あっれー俺振られた?けんくんに振られるなんてつらぁ~!」
全然辛そうに見えないシゲル
ヒビキは実行委員らしく、お化け役にまわってるらしい
で、俺の相手誰だ
きょろきょろしていると女が来た
「あ・・・卯月くん、Bの4?」
「え?あ、おう、よろしく」
「よろしくね」
知らん女だった
誰だコレ
「な、ん、で、拓馬が女の子と・・・ッ!!オレコイツなのに!!!」
「いやん、けんくん暗闇だからって襲わないでね♪」
「誰が襲うか!アホか!!」
「私2組の佐々木 千紗(ササキ チサ)だよ」
「あ、俺は」
「大丈夫!卯月くんのことは知ってるよ~!」
「え、なんで」
「だってめっちゃ有名だしぃ~!」
そんなもんか
つーか紺野の相手は誰だろう
気になって辺りを見渡すと、茶髪で顔はまぁ可愛くて・・・つーか化粧してんな、薄く
んで少し、あの紺野の部屋にあったエロゲに出てくる女みがあるヤツと一緒にいた
紺野も女とペアーか
「・・・」
しかも楽しそうに話してる
くっそ、
すげぇモヤモヤする
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