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肝試しがスタートした
結構な距離を歩くらしい
んで、ゴールはコテージに着くらしいから終わったら各自コテージに戻って自由時間
夕飯は全員肝試しが終わったらコテージに届くらしい
「うちお化けとか信じてないんだけど怖がりなんだよねぇ」
「以外だね」
「だからさぁ紺野みたいなガタイのいい奴とペアーでめっちゃ安心~!!」
「・・・」
肝試しの順番待ちは、Aから順番に並んでいるわけで
俺達はBの4でBの5が後ろにいるわけで
だから、聞きたくもない会話が聞こえてくる
くそッ!!!
あの女紺野にベタベタしすぎじゃね
うぜぇええええ!!!
「卯月くん?具合悪い?」
「え?」
「すごい深刻そうな顔」
「・・・」
俺ってそんな分かりやすいのか?
顔に出やすいのか
紺野にもよく言われるな
「実はお化け苦手とか?」
「あ?んなわけねぇだろ」
「だよねー」
「佐々木は?」
「えっ私?私は全然かな、むしろお化け屋敷とか好き」
「ふ~ん」
「・・・卯月くんは、怖がってる女の子の方がよかった?」
「いや、むしろお前でよかった」
「え」
横で甲高い声を上げられるのは嫌いだ
彼女連れの男に絡まれた時、殴ったら横ですげぇ悲鳴上げやがったんだよな
耳が潰れそうになった
だから嫌い
「卯月くんって、なんかイメージと違うなぁ」
「は?」
「喧嘩してる姿しか見たことないから、もっと怖いのかと思ってたの」
「ふーん」
「それに、成島くんや桧山くんと一緒に居て、あの3人って相性悪そうなのに、いつも一緒にいるなぁなんでだろって思ってて」
「お前、ボロクソ言うな」
「でも、やっぱり見た目で判断しちゃ駄目だね、卯月くん全然怖くなし、むしろ優しいから、あの3人と一緒にいるんだね」
「は・・・?」
優しい?
俺が?
何言ってんだコイツ
「お前は、見た目からは想像できないくらいお喋り、あとストレートすぎ」
「あはは、よく言われる」
その後、すぐに順番が来た
佐々木がお喋りのお陰もあり、後ろの会話も無駄に耳に入ることを防げた
お化け役のヒビキを探すのを佐々木と必死こいてやったら、何気肝試しってものも楽しいもんだった
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