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「屋上は不良の溜まり場っておきまりだね」
そう声がして、振り向くと屋上の入り口に三宅がいた
「おお?」
「ミヤくんだ〜」
「テスト勉強はもうやってる?」
健吾が棒付き飴を咥えながら首を三宅の方向にもっていき、真緒は変な渾名で三宅を呼んだ
「うん!たくの進級がかかってるからね〜!」
「お前もだろーが」
真緒も俺並みに学力は底辺だ
つーかうんって言ってるけど実際授業もサボってるわけでテスト勉強っていえるもんは何もやってない
「じゃあ今日、俺の家でテスト勉強しない?」
「「「え゛」」」
まさかの三宅からのお誘いだった
「はるも来る予定だし、テスト期間中は部活動はないしね、よかったらどうかな」
正直、紺野がいるってのは反応した
反応したけど、テスト勉を一緒にするよーな仲ではないと思う
「マジか!!助かる!!!」
と、思ったのに
1番嫌がりそうな健吾が和気藹々とほざいた
「コイツら本当にバカでオレだけじゃ毎回毎回手に負えなかったんだよ!」
「どーゆー意味!!」
「健吾てめぇ勝手に決めてんじゃ」
「お前等は教えてもらう側なんだから文句言ってんじゃねぇよ教えねぇぞ」
「「・・・」」
そー言われると困るのは自分達なので黙る
くそ、まじか
「じゃあ放課後そのまま俺の家に行こう」
「さんきゅー」
「授業、あんまりサボると単位落としちゃうよ」
それじゃあね、と言って三宅は屋上から出ていった
「けんちゃん!!」
「オレとの約束破ってぶっ倒れたの誰だっけ」
「・・・たく!けんちゃんが意地悪言う!!」
その後ギャーギャーと騒いだが、結局今日三宅の家にテスト勉強しに行くことになった
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