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放課後
俺等はいつもとは違うメンバーで校門を抜けた
「ごめんね、家が遠くて」
「ほんと!電車乗るなんて聞いてない~!!」
「いやいや、一駅とか全然遠くねぇよ、大丈夫」
「まぁいつも紺野の家行ってるし変わらねぇ」
真緒以外三宅の肩を持つような発言
真緒は思いっきり膨れた
「電車乗って行くところが勉強する所なのに!なのに!!」
「真緒、電車では静かにな」
「けんちゃん不良のくせに!!」
「オレは不良じゃねぇわ!」
「え゛」
「自称だよ自称」
「あぁ」
健吾の発言にゲームしていた紺野が顔を上げた
けど、俺がそう言えば納得したのかまたゲームに戻った
「電車降りてすぐだから、ごめんね真緒クン」
「・・・まぁミヤ君には借りがあるから許してあげる~」
「ありがとう」
「借りって、今から勉強教えてもらう分際のくせに」
「けんちゃん電車では静かにして~?」
「一発殴りてぇ・・・」
真緒が言ってる借りってゆーのは林間学校ん時ぶっ倒れて看病してくれたって事
真緒なりにちゃんと感謝してるらしい
それから電車を降りて、ほぼ紺野の家に向かう経路で
つーか、紺野の家の前で止まった
「ここだよ」
そう三宅が言ったのは、紺野の向かいの家
しかも古風
つーか屋敷
でかッ!!!
「金持ちか!」
「ぼんぼんだぁ!!」
「でか・・・」
思ってることが口に出た
いや、だって本当
でか
「あははっ、本当正直だよね」
「ほんと俺の家が霞む」
「いや、紺野の家は普通の家だから、この家可笑しいから」
「あれ紺野くんの家ってここら辺なの?」
「真っ正面だよ」
「ちか」
「ちか~!」
「近いよな」
ほんと、目の前が三宅の家とか驚きだわ
いつもでけぇ家だなって見てた家がコイツの家とか
すげぇわ
つーか普通に流したけど、健吾の時と俺の時とじゃ紺野の態度が違う
健吾も紺野のこと紺野くんって呼んでるし
なんだコイツ等
「何人家族なの~?」
「えぇっと、両親と妹と祖母がいるよ」
「いち、にー、さん、よん、ご・・・・5人でこの広さってヤバくない!?」
「計算おせーよ」
真緒が健吾に蹴りを入れた
今のは健吾が悪ぃな
「立ち話も何だしどうぞ」
そう言って正面のデッケェ門じゃなく、その横にある普通の木の扉を開けた三宅
はぁそこから入るのか
「扉開けるの大変なんだよね、ごめんね小さい扉で」
いや、普通の家の扉サイズだわ!!!
って突っ込みは誰もしなかった
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