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突然の電話
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3限目が終わった時スマホに電話が来た。
一瞬千駿かなと期待を抱いたが、すぐに打ち砕かれた。
俺は急いで人気のないトイレに駆け込む。
そして鳴り続けていた電話に出た。
皐月「はい…。」
母「遅い!!!!電話くらいすぐに出なさいよ!!!!」
電話の向こうで叫び散らしてくる母親に冷や汗が出てきた。
皐月「ごめんなさい…。」
母「本当にダメな奴…一度しか言わないからよく聞きなさい。」
皐月「なん、ですか?」
母「木曜はデート入ったから今日の16:00に行くから。担任にもそう言っておきなさい。」
プーップーップーップーッ
すぐに電話は切れた。
は…?今なんて?
今日って言われても…
千駿にだって予定というものがあるはずなのに。
デートって…人としてどうなんだ。
俺は冷静ではいられなくて図書室へ向った。
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