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「今日は昼休みに練習しようと思うんだけど、椿葵来れる?」
「うん、大丈夫」
「じゃあグラウンドで」
「分かった」
あの日から、2.3日に一度くらいのペースでリレーの練習をしている。
準備と片付けは主に澤村くん、山崎くん、泊瀬くんがやってくれている。
その間、俺はというと先にグラウンドに行って、安西くんと待つというのがお決まりになってる。
来週にはもう体育祭だ。
澤村「最近バトンパスも上手くいくようになって来たし、俺たち一位獲れそうじゃね?」
山崎「佑介が転ばなければな!」
泊瀬「転ばないから!」
安西「あははっ」
泊瀬「安西くん、君笑ってるけど転ぶ可能性は安西くんにだって十分あるんだからね?」
「泊瀬くんってよく転ぶの?」
泊瀬「よくなんて転ばないから!ちょっと椿葵くん、誤解を招くようなこと言わないでくれる?あーもう!きょとんとしないで!」
みんなして笑う。
リレーの練習を始めて2週間近く経ったけど、結構仲良くなってる。
すごく楽しい。
澤村「なんか椿葵って思ってた感じと違う」
泊瀬「それ俺も思ってた!」
「え、それってどういう意味?」
山崎「しっかりしてそうに見えて抜けてるとこあるし」
「抜けてるって褒め言葉じゃないよね?」
え、貶されてる?
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