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おおおおおおお…ハードル高い!無理無理無理無理。
ファミレスで流れる様に奢られ自分の分を払おうとはるさんに抗議をしていれば、
目の前にはどピンクの建物。
もしかしなくてもラブホテル。
昼間っから男二人でラブホ、傍から見たら絶対に近寄りたくない光景だろう。
店名は『嬢王様の庭』
これがネットで流れてきたそういう界隈で有名なSMラブホテルってやつか。
「もしかしてここですか?」
「わかってて聞いてるんでしょ?ここだよ。」
受付機械から鍵を受け取ればエレベーターへ乗り込む。
…最上階か??
「また緊張しちゃった?」
「当然ですよ、こういう場所来ませんし。」
「そっか、じゃあもっと緊張しちゃうかもね?」
俺の肩に手を置き耳元で低く囁いたはるさんはベルの音をたてて止まったエレベーターから降りていく。
まて、あれは流石に誰でも狼狽える。
「ほら、早く降りて。」
左耳を抑える俺の手を掴まれエレベーターから引き摺りだされた。
一番奥の部屋に入れば視界は一気に和風になる。しかも古風だ。
昭和の和室…みたいな、雰囲気がまたなんとも妖しいというか。
「顔真っ赤。何をそんなに緊張してるの?」
「こういう場所、初めてで。」
「ラブホが?」
「いや、和室っぽいのが…。」
成程ね。言ったはるさんは左手側にあった箪笥を開いてかけて合った鮮やかで赤い縄を取り出す。
「さ、始めようか。」
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