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オレらって?
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「オレらって、親友?」
ふとした疑問をキョウヤにぶつけてみた。
「え?」
予想通り、不思議そうな顔をしてくるキョウヤ。
「どうしたの、突然。」
「親友って、普段一緒にいて、しゃべったり、どっか行ったり、ふざけあったりするんだろ?」
「まぁ、そうかもね。」
「オレらって、親友?それとも、ただの幼なじみ?」
「幼なじみだし、親友だし。」
「だし?」
「オレにとって、サクは、何よりも大切な存在だよ。」
「へ?」
「ん?違う?」
「ん、違わない。オレもキョウヤが大事だし。」
「だし?」
「好きだよ?」
「ふふっ。最近、サクが素直に甘えてくれて嬉しいな。」
「照れさせてやろうと思ったのに。」
「照れてるよ。」
「なんにも、見た目変わってないもん。」
「隠してるからね。」
「ポーカーフェイスすぎ!」
「もし何でも顔に出していたら、毎日エロい顔になってしまうよ。」
「なんで?」
「隣にサクがいるから。」
「オレにエロいことしたいの?」
「…。」
「ねぇ。シたい?」
「いつでも、サクに触れていたい。」
「触れるだけでいいの?」
「…誘ってるの?」
「どーかなぁ?あはっ。誘われてるように感じるの?」
「サクって、ときどきいじわるだね。」
「嫌いになっちゃう?」
「オレの答えがわかって聞いてるだろ?」
「うん。」
「…小悪魔。」
「あはは。小悪魔って、男に使うのか?」
「どうかな。サクは可愛いから、使ってもいいだろ。」
「オレのこと可愛いって言うの、キョウヤとオヤジくらいだぜ?」
「他のやつらには言わせない。触らせないし、できることなら、サクの可愛さを見せたくない。」
「オレは、キョウヤはオレのだって見せびらかしたいなぁ。もし、オレが女でキョウヤが彼氏だったらね。」
「そう。男の子でも気にしないけど。」
「気にしろよ。そういや、コハクに、オレら、距離が近いって言われた。二人きりのときは、ベタベタしてる自覚あったけど、誰かいるときは、気を付けてたつもりなんだけど。」
「この前、庄司が遊びに来たときのこと言ってるのかな。」
「コハクの前でなんかした?」
「たいしたことじゃないと思うけど、庄司が差し入れしてくれたケーキ、あーんしあったのを言ってるのかな?」
「あー、あれは、無意識だった。キョウヤのも美味しそうだったから。」
「庄司にはしなかっただろ?」
「それは、恥ずかしいじゃん!」
「オレは平気なの?」
「んー、平気。でも、見られてると思ったら、恥ずかしかったかも。それに、オレの口にクリームついてたの、キョウヤ、舐めただろ。」
「庄司は、スマホを見ていたし、気付いてなかっただろ。」
「いや、スリルありすぎだし。」
「庄司は、オレたちが付き合ったとしても気にしないだろ。」
「そういう偏見はなさそうだけど。でも、ラブラブすぎるって注意されたもん。キョウヤも気を付けろよ。」
「サクが嫌がることはしたくないから、気を付けるよ。」
「でも、二人でいるときは、許す。オレ、お前に触ってもらうの気持ちいいから好き。」
「ふふっ。本当に可愛いね。サク。」
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