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ほら自爆するんだよ、あくしろ【tnut】
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※鬱サイド
「グルッペェェェエエエエン!!!」
グルッペンの部屋に走る。
バアンッとドアが壊れそうな勢いで開けると、本を捲るグルッペン。
そして…。
「ブフゥッ!! だっ、大先生?!」
避けまくってくれたトントンの姿が。
トントンは紅茶を口に含んでいたのか、口から吹き出してた。
グルッペンは面白いものを見たかのようにニヤニヤ笑っている。
「あ、トントンてめえ!!いい加減、何があったか教えろ!」
「忘れろって言ったやろうが!」
「おい、うるさいぞ二人共。」
本を閉じ、やれやれと言わんばかりに溜め息を着くグルッペン。
俺はグルッペンに近付き、机を叩いた。
「グルちゃん!教えてくれ!一昨日何があったかを!」
「駄目やグルッペン!教えんな!」
ギャーギャー騒ぐ俺達を見て、更に溜め息を着くグルッペン。
やがて、ゆっくりと口を開いた。
「一昨日、大先生がポーション飲んだやろ?あれ、実は惚れ薬兼媚薬だったんや。」
「………は?」
グルッペンの言葉に空いた口が塞がらない。
トントンはグルッペンを止めようとしたが、かわされた。
「一応言うが、間違って渡しただけだ。故意はない。
そこに丁度来たトントンを見た盛った大先生が、トントンを襲おうとしたと。」
盛った?襲おう?
誰が?俺が?トントンを?
「流石にマズいと思って気絶させ、トントンに全部任せた。
まあ、トントンは元々お前のこと好きやったし予想通りの展開やな。」
ゆっくりトントンの方を向く。
トントンは壁に頭をぶつけていた。
「と、トントンさぁん?」
「……。」
「今の話って…その…マジ?」
「…大マジや…。」
「だから嫌やったのに」とボヤくトントン。
情報が入りすぎて、混乱していた俺に向かってグルッペンが言った。
「自爆乙やな。」
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