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入学式 9
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「これ理事長のお古なんだぁ」
「座り心地いいね」
アリスはソファーにもたれ、雪渓はソファーで飛んでいる
「おいテメェら!」
声が聞こえたので上を向く。
「俺たちにも貸せや」
「あれれ?在校生の先輩方はちゃんとした椅子があるじゃないですか?何が不満なんですかw」
「そこは今から俺様の寝床にする。お前ら1年はちれ」
「はっ!ちれだと?真っ先にお前のその髪がちれよ」
アリスが先輩、基ゴリラに文句を言う。
1年の場所は荒れていた。ゴリラが暴れ周りアリスは罵倒雪渓は喧嘩する気満々、牙狼は寝て、氷狐竜はその姿を眺めてるだけ。俺は勿論、担任にチクる。
「先生ー!ゴリr……先輩が1年の場所を荒らしてます」
「ん?何?」
烏鷹はその声を聞きアリスたちに近寄る。
「お前らいったい何してるのか理由を聞こうか」
「あっ!先生!この先輩達俺たちの『椅子』を取ろうとして空気椅子でも座ってろって言うんですよ!」
「そこまで言ってねぇだろ!」
「おい…生徒会長が言ってたろ?ルールを守れと……お前らは何を求めてここに来た?」
「チッ!おまえら行くぞ!」
「負け犬の遠吠え」
「あ゛?」
「さっさとお前らは行かんか!」
烏鷹が大声を上げた。
「どうかしましたか?」
ゴリラの人が去っていったと同時に二人の先輩が居た。
「おぅすまんな、在校生が1年に絡んでてな」
「ルールを守れと言っているのですがああゆう風に言うことを聞かない人が同じ同期なんて恥ずかしいです」
「先生?この人らは?」
雪渓が声を上げる。
「生徒会副会長のエネミー・クルシュと言います。隣が生徒会会計の犬神蘭丸と言います」
エルフと犬か……
「ふぅん、まぁいいけどあのゴリラちゃんと教育してくださいね~」
「はい。別の方法でね」
面倒なことになりそうだと心の底からそう思う。
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