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11月11日ㅤポッキーの日 番外編♥Ⅱ
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悠人「ひっ──────!!」
捕まってしまった…怖すぎて後ろが見れない。
悠人の項にかかるのは生暖かい角谷の息。
角谷「悠人悠人悠人」
悠人「…………なんですか?」
角谷「ポッキーの日だね」
悠人「…………そうですか?」
角谷「そうですよ?恋人だし、一緒にポッキーゲームしてくれないの?」
そんな捨てられた犬みたいにしても駄目だからな。僕には通用しないからな!!
角谷「……………………」
悠人「……………………」
角谷「うえぇぇぇぇえええん!!」
いきなり泣き始めた!?きっと泣き真似だろうと悠人は角谷の顔を覗き込む。
ぐしゃぐしゃのびちょびちょに汚れた顔。
ガチ泣きであった。
悠人「そっそこまでしたいんですか!?」
角谷「こーゆーイベントの日しかやってくれないし…」
悠人「いやいやいや、イベントの日もなんもしませんよ?」
角谷「…………口実が欲しいんだよぉぉぉぉお!!!」
泣き崩れる角谷。数人の生徒からの視線が痛い。
なにこれ、僕が泣かしたみたいになってるんですけど!!
※角谷が駄々をこねて泣いているだけだ。
悠人「もう………仕方ないですね」
スーパーで菓子を買って欲しいと駄々をこねる子供に仕方なくお菓子を買ってあげる母親のように、悠人は角谷の頭を撫で我儘を受け入れる。
フッ…落ちたぜ………と角谷の目に光が点る。
ガラガラー
バン!!
ガチャ
一瞬の出来事であった。
空き教室に連れ込まれ壁ドンされた悠人。混乱している間に口の中へ突っ込まれるポッキー。
ドアップで鼻息があたり、取り敢えずこのポッキーを折ってやろうかと考える悠人。
そうはさせないと、角谷の口が気持ち悪いほどに動き始めた。
ガガガガガガガガ!!(ポッキーを食べてます)
もう、ホラーである。
小説の設定上ホラーではないはずなのだが…
ブチュー
ムードの欠片もない。唇と唇が合わさり、グチャグチャになったアレが入ってくる。
甘いけど、考えると気持ち悪い…
悠人を美味しそうに頂く角谷。悠人の口の周りはベトベトである。
悠人「んんんんんんんんんん」
ギブっ…ギブアップと、悠人は角谷の胸を押すが、角谷は容赦なく続ける。
ヌルヌルと舌の鬼ごっこ。当然、角谷が鬼である。
キスなど慣れることは一生無いだろう。悠人は不器用に息を吸う。
ガクガクと震える足は体を支えきれなくなる。角谷は悠人の股の間に脚を入れ、背中に腕をまわしグッと抱き寄せた。
これからが本番だと、さらに激しくなる口付けは悠人をトロトロにとかす。
抵抗せず静かに受け入れる悠人を角谷は味わった。
───────……
数分後…悠人は角谷と顔を合わせず「バカバカ変態!!」と呪いのように角谷の背中を叩く。
ツンツンな悠人も可愛い♥とハートを撒き散らす角谷であった。
ポッキーの日、大満足である!!!!
【11月11日ㅤポッキーの日 番外編♥END】
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