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⑨ (R18)
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ゆっくりとピストン運動が始まった。
瀬世の腰の動きは機械的な一定のものではなく、強弱のついた変化のあるものであった。
「ああっ、んあっ、はああっ」
奥が歓喜で震える。奥が快感を欲している。
「あっ、あっ、ああっ」
「……先生、気持ちい?」
瀬世が角度を変えて奥をえぐってくる。
「あ、はぁああっ!」
「……どう?」
あの毒の塊の瀬世がこんなにも自分の様子を気にするなんて――
それほどに、彼には余裕がないのか。
浅海は潤んだ瞳で瀬世を一心に見つめた。ふるふると震える睫毛が愛らしい。
「瀬世……い、い……」
「……え?」
浅海は瀬世の頬を両手で包み込んだ。
「――……イイッ!」
その声は快感で震えていた。
すると、瀬世は熱情を帯びた瞳を揺らして、激しい突きを始めた。
「あっ! 嫌ッ、はげし……! へ、変になるぅ……ッ!」
「……はぁ、なってよ先生。そしたら――」瞳が曇る。「……先生はオレを好きになるのに」
嗚呼、なんて純粋な恋心――
しかし、純粋すぎるそれはとても危うい。
怖いくらいに、狂気と化してしまう。
「ひっ、あっ、あっ、ああ……ッ」
「……先生……ッ」
瀬世は浅海のシャツをめくると、胸の突起を弄り始めた。
「ひああっ! ばっ、かあっ! いた、痛い……!」
しかし、集中的に触れられると、その痛みでさえ快感となってしまう。
「あっ! な、なんでっ……嫌だぁあ……!」
今まで感じたことのない快感を知ることが怖い。
自分じゃどうにもならなくなってしまう気がして。自分が自分じゃなくなってしまう気がして。
――快感の許容量を超えて壊れてしまう気がして。
怖い。怖い。
でも、それ以上に――気持ち良い。
「ああっ、瀬世……! オレ、出そうだ……ッ!」
浅海が瀬世にしがみつくと、瀬世はニヤリといやらしい笑みを浮かべた。
「……イッちゃう? 後ろでイク? イクの先生? いいよ。イッて。いやらしく突いてあげる……ッ!」
瀬世は最後のスパートをかけた。今までのよりも一層激しい。
「ああっ、あ、あ、ああ! ああ、イク……! イク! ああ、イクって、ばぁあ、あ、あああああ!」
浅海はビクンと大きく身体を震わすと、反り返ってビクビクと痙攣した。
自身の陰茎からは白濁した液が噴き出す。
きゅっとナカが締まったことで、瀬世はたまらない射精感を感じた。
「……くぅ……ッ!」
瀬世はナカに自身の欲を吐き出した。とても長い『嘔吐』であった。
「あっ……ああ……熱い……」
それは瀬世の欲望であり、愛情であった。
しかし、コンドームで遮られていて奥までは届かない。少しだけ寂しさを感じた。
「はっ……瀬世……」
とろんとした瞳はまだ熱情で揺らいでいた。
「……もっかい。もっかいシたい。……勃起した」
「え、瀬世、いや、もっ、無理だっ、ああっ!」
瀬世は再び激しく優しく浅海を犯した。
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