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「悪いな。届けられなくて。」
「そんなっ。受付で使うものだしお気になさらず。」
「‥‥。これから昼か?」
「そうです。お先に休憩頂きますね。」
「すぐ済むから応接室に少し付き合ってくれないか?」
「えっ‥‥?は、はい‥‥。」
応接室はほとんどが吹き抜けの部屋で会話が外へ漏れてしまう造りになっている。
ただ、一部屋だけ役員専用になっており、特別応接室と呼ばれ、外へ声が漏れることもない。
青森次長がそこへ僕を誘導する。
「ここ‥使って大丈夫なんですか?」
「あぁ。今の時間は役員の使用予定がないからな。」
「そうですか‥。」
部屋へ入り、ドアを閉める。
ドンッッ‥‥!!!!!!!、
「いっ‥‥‥‥。」
青森次長がいきなり強い力で僕を壁に押し付けた。
「なぁ。」
「な‥なっ‥なんですか‥‥‥‥‥‥‥。」
鋭い目つきで睨まれて、僕は声が震える。
手首を捕まえられて、壁に縫い付けられる。
「いやっ‥‥離してっ‥離してください‥‥。」
「おまえ、岡田とどういう関係だ?」
!!!!!?
想像もしていなかった名前を出され、僕は固まってしまう。
ど、どうしよう‥。バレたらまずい‥。
「岡田次長ですかっ‥。仕事でたまに絡みますし、お会いしたら話す仲ではありますよ。お願いですっ‥離してください‥。」
そう願い出たが、青森次長は顔をよせてきた。
いやっ‥‥‥‥‥なに‥‥‥‥‥‥
小さくて低い声で青森次長が呟く。
「社外で見かけたんだ。随分親密そうにしてたろ。」
ゾク‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥こ、こわい‥‥‥どうして‥‥。
要はなにも言えなくなってしまった。
ギリギリと手首を締められる。
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