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〜雷牙side〜
俺は流鬼に隠さず全て話した。
「おれの家はあの三城グループってことは言ったよな?
実は、俺と雷にぃは兄弟じゃないんだ。
ちゃんと言うと俺が養子の子なんだ。」
流鬼は落ち着いて話を聞いてくれる。
この話はあまりしたくないけど、なんとなくいつか流鬼に話したいと思っていた。
「俺の母親と三城グループの代表、三城 時雨《さんじょう しぐれ》さんは兄弟で、俺の母さんは遊び人だった。
俺が生まれると知った時母さんは俺の本当の父さんと結婚したけど生まれてすぐに俺が父さんに、似てないせいで捨てられた。
似ているのは瞳の色だけで。
でも母さんななぜか俺を捨てずに3歳になるくらいまで育ててくれた。
それでも3歳まで・・・
夜になれば化粧をして男とセックスをしてた。
俺がいようが関係ない。
目の前で母親が犯される。
誰が見ても異常だったけど、俺にはそれが普通だった。
異常だっと思ったのは6歳の時。
母さんが俺に暴力を振るって来た。
理由は父さんに似て来たから。
瞳の色なんて瓜二つ。
毎日罵声を浴びながら蹴られ、殴られ、ひどい時には熱湯を体に浴びせられた。
挙げ句の果てに俺とセックスをしようとして来た。
まだせ精通もしてない俺の上にまたがってだよ?
心底吐き気がした。
それから3年後、
母さんが神経の病気にかかって入院した。
俺は体も心も死にそうで部屋で餓死しそうなところを時雨さんによって保護された。
それから、母さんとは親子の縁を切って時雨さんたちと家族になった。
だから、流鬼が俺ね瞳を綺麗って言ってくれた時すごく嬉しかったんだ。
あの瞬間、今でもしっかり覚えてる。
ありがとう。
そばにいてくれて。
でもね、俺はとっても汚いんだよ。
流鬼が綺麗って言ってくれたこの目でいろんな汚れたものを見た。
お前が愛してくれた体で別の人とセックスをした。
流鬼が好きなんて今更言えないよ・・・、
本当に汚いのは俺なんだ。」
そう、本当に汚いのは俺。
お前じゃない。
俺にはどうしようもない血が流れている。
簡単に俺を捨てた父と、浮気やセックスをしていないと生きていけない母。
これが俺を作り上げた人達なんだよ。
話しているうちに涙から出て来て止まらない。
拭っても拭っても流れる。
そんな俺に流鬼が抱きしめる。
「・・・ゴメン。・・・ゴメン。」
なぜだか流鬼が誤ってる。
違うよ、
なんで流鬼が謝るの?
否定したいのに流鬼の腕の中は温かくて、さっきよりも大粒の涙が出る。
俺は流鬼の腕で大声をかあげて泣いた。
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