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大切な……
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雪希は鳴狐と話していると
小狐丸がそれに気付き
「これ!鳴狐!!!!
なに顔布の中に入って雪希様と話しておるのじゃ!」
バッと鳴狐を退ける小狐丸
鳴狐はムスッとした声で
「さっきまで雪希を無視して喧嘩してたくせに…」
ぼそっとそれを呟くと
「ぐっ…それは…何も言えぬが…
と、そう言えば鳴狐
安定たちに許可は得たぞあの例の件はな」
ささ、雪希様はこちらへどうぞと
雪希を抱っこする小狐丸
それを聞くと鳴狐は嬉しかったのか
そうと言いながら耳を赤くしていた
「んじゃあ、雪希は覚えてたんだね
宴会の時の…」
鳴狐が小狐丸に抱っこされた雪希に言う
雪希はコクリと頷く
「…こ、ぎ、、つね…ま、、や
な、き、、ぎ、、つね…は
や、す、、、、、や、
きよ、とおな、じ、く、ら、、い、、す、き、
だ、か……」
照れっとしながら言った雪希に
鳴狐と小狐丸はニヤケが止まらなかった
ーーーーーーーーーーーーー
そのあと、鳴狐に頼み 粟田口達に事情説明を頼んだ
小狐丸と雪希はほかのところへ行く
その時
「ん…」
雪希はなにかに気付いた
「どうかなさいましたか?雪希様」
雪希はその気付いたものに近づきたかったが
小狐丸がいては困る
なので考えた後
「こ、ぎ、、つ、ね、、、まる…
さ、きに…い、、って、、?
と、いれ、、いき、、たい」
ぎゅっと服をつかむと雪希は顔の布をめくり
じーっと見つめる
上目遣いと雪希の顔立ちに小狐丸はぐっと声を漏らす
「で、ですが…雪希様を1人には…」
「だ、、め?」
じーっと見つめられとうとう
「…分かりました…厠は
いえ、トイレはその外用と中用ありますゆえ
この前安定たちに教えて貰ったのでしょう?
小狐丸めは中用のトイレからまっすぐ進んだ奥の部屋にいますから後でそちらへ来てください」
「う、、ん!!」
そういって、抱っこされていたが下ろしてもらい
近い方の外のトイレの方へ向かった
小狐丸はなぜあのようなことを言ったのか気になりつつも
もしここでこっそりあとを付けてみるのもいいが
それがバレて嫌われるのが怖くて諦めたのであった
「はぁ、、、、、、はぁ、はァ!」
雪希は一生懸命走る
その、さきほど見かけた人物へ向かって
トイレの近くにいた
「……!
つ、、、、る…!!!!」
その声を聞きその人物は振り返った
銀色のような髪に白い服を着ている人物
そう、鶴丸国永を探していたのだ
「…ゆ、、、雪希!!!!
君、1人で出歩いていいのかい?
流石にあの沖田の二振りが怒るぞ!?」
鶴丸は笑いながらもそれを言う
雪希はふるふる横に首を振った
「つ、、る…見えたから!!!!
ひ、、、と、りで、、、きた!!!!
つる!…つ、る、!
僕、、、つ、る、、お、ぼ、、え、て、、、、る!!!
つ、るは…ぼ、く、、の…た、い、せ、、つ!!」
顔を布を取り嬉しそうにする雪希
それに対して鶴丸も嬉しそうで
「はは!
それは驚きだ!!!!
俺は君が俺のことを忘れているのだと思っていた!
嬉しいなぁ!嬉しいぞ!」
そう言って雪希を抱きかかえる鶴丸
雪希は嬉しいのかスリスリ頬をやってきた
「は、じめ、つ、、る…
ひと、、、じゃ、な、、い、、の、、み、て
びっ、、、く、りし、た!
つ、る、、は、、か、たなだっ、、たん、、だね!」
片方で違う瞳が綺麗に揺らぐ
それを見て鶴丸は頬を染める
「ま、俺はいってなかったもんな
前の主も俺が刀ということを!
6.7年振りに再会したかと思えば
雪希はこんな傷だらけで
俺のこと知らなそうだったから
つい知らねぇ振りしてたわ!」
それを聞きムスッとする
「つ、、る、、ば、か!」
「ははっ、、、
雪希……
会いたかった」
儚い笑顔を見せる鶴丸
それに
「……ぼ、く…も…
つる……」
ぎゅっとお互い抱きついた
その温もりを確かめるかのように
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