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月曜日のある日の朝
高校がある俺は、朝早く起きて支度をする。
それにしてもだるい。
学校なんて、毎日なくたっていーだろ。
ある公立高校に通っている俺は、高校では珍しい土曜にも授業ある高校だった。
入学当初、土曜にも授業があるなんて知らなかった俺は、サボりまくっていた。
とは言ってもそんなことを毎週していたら、怒られるに決まっている。
なので、最近は授業に出ているのだか・・・。
って時間やばい!
考えてる場合じゃねぇ!
ダッシュで着替えて家を出る。
「あ、樹ー!遅いよー!」
「ごめん!遅れた・・・!」
「大丈夫大丈夫!それより早く行こー!」
こいつは暁月 蓮。
唯一の友人。
家が近い俺達は毎朝一緒に学校まで行っている。
駅のホームの椅子に二人並んで座る。
「なんかさー昨日ね?セフレの奴が急に会いたいとか言ってきてさー。何かと思ったら告白されて。大して可愛くもないくせによく出来るよねー、この俺に。」
蓮は俺と同じ、特定の人を作らない、悪く言えば最悪の人種だった。
蓮もやれればそれでいいとでも思ってるのだろう。
そこに恋愛感情なんてものは存在しない。
だから、誰彼構わず抱く。
それが俺達の『普通』だった。
俺と蓮の関係性もセフレからだった。
「蓮、お前もよくやるよな。また抱いてやろうか?」
「おー。珍しいね。その誘い乗ってあげる。今日の放課後、ね?」
ほら、俺達の関係なんてこんなものだ。
「最高に気持ちよくしてやるよ。」
そう、蓮の耳元で囁いた。
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