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☆レシピ公開
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「いいのか?」
父様の言葉にコクリと頷く。パウンドケーキもクッキーも考案した人がいると思う。だけどみんなが作れるようにレシピが広く知られている。
レシピを知っていただけで考えたわけじゃない。みんなが作れるようになるのは良いこと。
「売り上げは落ちると思うけど全く売れなくなる事は無いと思う! 料理が苦手な人や忙しい人は買うでしょう? でも父様が販売依頼するの止めても大丈夫?」
営業妨害があるかもしれない危険があるから領主依頼って形をとってる。後ろ楯がなくなっても大丈夫なのかな。
「町に避難所を三ヶ所つくった。一ヶ所は孤児院の近くだ。何かあればすぐに警備が駆け付ける。悪巧みは早々ないだろう」
任せっきりで知らなかった。孤児院の近くに避難所をつくってくれたなんて。
「避難所、ありがとう、父様」
「避難所はフィーリィーのお陰でもある。孤児院はフィーリィーの言う通り、儲けのためにしているわけじゃない。子供達が早起きをして睡眠時間を削って販売量を増やすと言っていると報告されたが、レシピを公開すればその必要もなくなるだろう」
大人ほど体力ないのに過労で倒れちゃう! 絶対ダメ!
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