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1年前 雅人side
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「やっべー、バイト遅刻する」
雅人の家計は正直貧乏だ。
父親はいない。母親は
病気で寝込んでいる。
「あの」
「はい?」
走っている時に声をかけられた。
「美術館の場所が知りたい
のだが」
(バイトに遅刻しそうなのに)
雅人は店長に電話をして
美術館を案内した。
「申し訳なかった。誰に
話しかけても教えてもらえ
なくて」
「いいえ。大丈夫です。
じゃあ僕はこれで」
帰ろうとした瞬間、腕を掴まれた。
「名前を知りたい」
「・・雅人です」
「雅人か、いい名前だな。
呼び止めて悪かった」
(何で俺ドキドキしている
んだろう)
雅人はここの感情が分からなかった。
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